ひたすらヤスリをかけて、模様をすり出していく技法を使う、すり出しリング。
まずは、銀の地金を溶かして、棒状にして、リングを作ります。
金属のよいところは、溶かしたらまた再利用できるところです。
ずっと前に作ったけど、使わない銀のアクセサリーがいっぱいあるので、材料を買わずに地金が用意できています。
今年から通い始めた彫金教室は、銀の純度が925よりも高いもので作る方針のようですが、あり物でまかなっています。
銀は柔らかいので、銀92.5%に銅を混ぜて合金にしてアクセサリーなど作ります。
ちなみに、どこで買ったかわからない、シルバーリングがあるのですが、不純物が入っているかもしれないので、別の機会に利用します。
行程的には、Step1の平打ちリングと途中までは一緒です。
- 地金を溶かす
- 地金を延ばす
- リングサイズに合わせてカット
- 木槌で叩いて輪にする
- つなぎ目をぴったりと合わせる
- つなぎ目をロウ付け
- 酸洗い
- 内側のロウ付け部分をヤスリで整える
- 「Silver」の刻印を打つ
- リングを芯がねに通し、木槌で叩いて真円を出す。
今回はシンプルな縄模様を作ろうと思います。
5ミリ幅で高さ2.5ミリの、ぽってりした縄模様ならば、今の自分の気分で付けそうな気がします。
いろいろデザインを考えようと思って、張り切って枠をたくさん書きましたが、やっぱり縄模様が良い。
ちょこ皿に銀の地金を入れて、バーナーで溶かして、型に流して棒状にします。
今日は、最初失敗してしまいました。
赤丸のところに流しましたが、一度に全部流せず、段ができてしまいました。
やり直し。
2回目はうまく流れました。
ローラーを使って、リングのサイズまで銀の棒を伸ばしていきます。
今回のデザインは、5ミリ幅で2.5ミリの高さです。
ローラーで延ばしていると、銀が硬くなってくるので、たまにバーナーで熱してなまします。
希望のサイズまで延ばせました。
リングサイズから計算した長さに印をつけて、糸鋸で切ります。
ここの教室では、糸鋸で金属を切るときに油をつけます。
滑りを良くするためでしょうか?
今までやったことなかったです。
糸鋸で切った断面は、ヤスリで整えます。
次に芯がねという丸い棒に銀を当て、端の方から木槌で叩いて丸めます。
厚みがあるので、コツがいり、結構大変です。
やっとこを使い、つなぎ目をぴったり合わせたら、しっかり指でリングを押さえて、糸鋸でつなぎ目を切ります。
そうすると、つなぎ目が更にきれいに合わさります。
その後つなぎ目を、ロウ付けします。
ロウ付けができたら、酸洗いします。
良く水気を拭き取り、リング内側のロウ付け部分をヤスリで削ります。
ロウ付け部分を右に、トップからSilverと読めるように、刻印を打ちます。
リングを芯がねに通し、木槌で叩いて、真円を出していきます。
今日はここまで。
次回からデザインの模様をヤスリで削っていきます。
前回のStep2のハードワックス原型リングは、裏抜きを1ミリの厚みに整えました。
鋳造依頼しましたので、次回は出来上がってくるのでは。
そちらの仕上げ作業も次回できそうです。
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