月に2回の彫金レッスンへ行ってきました。
前回に続き、ソフトワックスでシルバーアクセサリーの原型制作です。
基本課題で技法を学んだので、自分で自由に制作しました。
ワックス制作は最低限しか経験がなかったのですが、ソフトワックスに適性があることが判明。
ちょっと難しいものを作ってみることにしました。
せっかくなら、素敵なものを作りたいと色々考えました。
そうしたら、自宅にあるカリグラフィーの本に良さそうなモチーフがありました。
ルネサンスの時代のカリグラフィーみたいです。
この中で、Fのアルファベットに蔓が絡みついて、網み目をなしているのが気になりました。
左上の部分。
自分のイニシャルのSとかで作ろうと、デザインを紙に描こうと思ったのですが、存外難しく、挫折。
イニシャルとは、まったく関係ない、本の通りそのまま「F」で作ることに。
Fのイニシャルの人にプレゼントするか…。
座右の銘を、Freedomとかにするか…。
とにかく、「F」に決まり!
まずは、シート状の薄く伸ばしたワックスで、アルファベットを切り抜きます。
その後、細い線状のワックスを実際に編みます。
まずは、9ミリの線で作ってみました。
線が細いし、夏なので、暑さで柔らかくなります。
力を加えすぎると、線がちぎれます。
竹串など道具を使いながら、曲げます。
9ミリは、カリグラフィーの通りに編むのは、少し太かったようなのと、途中で線が足りなくなりました。
なので、次にさらに細い線、7ミリで作ってみました。
制作途中。
見本通りに、線を上へ下へと通して、無心に編みました。
難しいのですが、楽しい。
7ミリは、ほぼ、カリグラフィーの通りに線を編むことはできました。
でも、平面の図と太さのある立体物の線では、奥行きが異なるので、少し印象が違っています。
線と線の隙間を整えたのですが、イマイチ。
9ミリの太い線の方が綺麗にできたので、そちらを鋳造することに。
裏面から、線の重なったところを、アルコールランプで熱したスパチュラで接着。
そして、シルバーで鋳造したときに、バランスが良さそうなところへ、チェーンを通す丸カンを接着。
ワックス原型、完成!
1回作って、コツを掴めたので、ほかのアルファベットでも作れそうです。
線は、カリグラフィー通りでなくても、省略しても大丈夫そうだし。
もう一回作ったら、もうちょっとうまくなりそう。
シルバーで鋳造されてきて、良さそうな出来だったら、自分のイニシャルで作ってみよう。
線で編むのが楽しかったので、いろいろな編み目で作ってみるのも良いなと、ずいぶん前に観た、竹工芸の展示図録を見ています。
本当にいろいろな編み方があるので、いつかやってみよう。
次回8月は、地金の加工課題に戻って、銀の板を糸鋸で切り抜く、「透かし」。
何作ろうかな。
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