名演小劇場の予告で見て、楽しみにしていた映画を観てきました。
「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」
ベルギーアントワープのファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンの仕事や生活のドキュメンタリー。
美しい洋服やショーを創り出す人の秘密を見ることができました。
「ファッションのような半年で消えてしまうものでなく、着る人に長く馴染んでいく服を作っている。」
トレンドを作っているのではなく、心から湧き出たものを形にしている職人。
ありとあらゆるもの、時代やテイストの違うもの、古典もポップなものも、全て同等に並べ組み合わせていく。
そこに、本人も、見る者も楽しませる、美しく新しい世界が生まれる。
ただし、その徹底したプロの仕事には驚きます。
世界から集まる美しい布と、膨大な数のデザイン・試作品・コーディネート。
その数々の選択を経て、ショーに出される50〜60着に絞られていました。
他にも経営者としての一面を知ることができました。
デザイナーはあらゆる創造を試すことが許されてはいるけれど、商売として成り立たなければならないということ。
アートではなく、あくまでも売れなければ、独立したメゾンとして続けていけません。
過去のショーの映像を振り返りながらドリスは経営についても語っています。
インドに刺繍工房を作り、技術を指導し、雇用を作っていることも出てきます。
ともあれ、美しいものを創り出す源泉は、美しいものに囲まれた生活と思いました。
日常生活を、美しい空間で過ごし、広大な美しい庭で花を摘み、野菜を収穫し。
美しすぎる。
妥協をせず、完璧主義な様子も突き抜ける要素のような…。
妥協しないと日常が進んでいかない気がして生きてますが、少しずつでも美しいものに触れて、美しいものを作り出していきたいものです。
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