彫金教室にて、再び基礎から技術を学んでみます

かつて習いにいっていた彫金を、もう一度学ぶことにしました。

先週思い立って教室を見学して、今週からスタートです。

彫金?

カルチャーセンター

一番最初に、彫金教室へ通ったのは、ガス会社運営のカルチャーセンターでした。

調理、陶芸、彫金とガスを使う教室の一つ。

金属をガスバーナーで溶かしたり、くっつけたりでガスを使うからですね。

そこの彫金教室は、主にシルバーでアクセサリーを作りました。

一度に10人~20人ほど集まって制作。

最初は基礎的な指輪や透かしペンダントなどアクセサリーを作ります。

ある程度慣れてきたら、自分の好きなものを先生に手伝ってもらいながら作るスタイルでした。

ただ、先生が銀などの金属の地金を直接加工する制作方法が主なので、

もう一つの技法、原型をワックスで作って、型を取って金属を流すものは一つ作っただけでした。

自由度が高く、楽しい教室だったのですが、残念ながら、教室閉鎖になってしまいました。

金属工芸

次に彫金を学びにいったのは、大学の通信課程の金属工芸です。

金属工芸では、鍛金、鋳金、彫金と、金属の加工全般を学べました。

銅板から鍋や器をたたき出して作る鍛金

油粘土などで原型を作り、石膏で型をとり、砂で鋳型を作り、炉で溶かした金属を流す鋳金

彫金は、ワックス原型のシルバーアクセサリーを作ったり、真鍮でテーブルウェアを作りました。

ワックス原型のアクセサリーは大きさが違うだけで、鋳金ですね。

名称は一応別れていますが、金属の加工方法としては共通することも多いです。

彫金教室といえば、一般的にはアクセサリーを作る教室です。

しかし実際は、鏨(たがね)という金属の棒を使って金属の板を彫ったりするものから、アクセサリーをつくるものまで幅広いです。

ジュエリー教室

そして、今回通うことにした彫金教室は、ジュエリー制作の教室です。

基礎からカリキュラムに沿って学べます。

基本コースカリキュラムはSTEP1〜12まであり、1年〜2年くらいかけて進みます。

システマチックに、まんべんなく様々な技法を学べるようになっていて、今まで、足りなかった技術が学べそうで楽しみです。

STEP1 平打ちリング

1コマ2時間で、初回は1日で2コマ受けてみました。

基礎の基礎、シンプルな幅広リングをシルバーで作ります。

こちらの教室、ジュエリー職人の先生が教えてくださるのですが、本当に基本からの制作なので、地金を溶かすところから始まりました。

製作手順

  1. 地金を溶かす:持っていた銀の切れ端など10gをホウ酸を入れたちょこ皿に入れ、バーナーで溶かし型に流す。
  2. ローラーで角棒にする:ローラーの溝にはさみ、高さを合わせ少し締めてハンドルを回す。角棒の正方形を保ちつつ、段階的に締めてサイズまで伸ばしていく
  3. 1.5mm厚まで引く:一度なまし、ローラーで平らにしていく。厚さが合ったら、地金の歪みを木槌で叩いてまっすぐに整える。
  4. サイズの長さに切る:リングサイズに必要な長さを計算(地金の厚み×円周率3.14+サイズの円周長さ)して、鉛筆で印をつけて糸鋸で切る。切り口はヤスリでまっすぐに整える。
  5. SILVERの刻印を入れる:地金長さ三等分の真ん中右寄りに刻印を入れる。
  6. 円にする:地金を芯金にあて、木槌で叩いて曲げてCの字型にする。つなぎ目をぴったり合うように糸鋸で切り整える。円にする
  7. ロー付け:つなぎ目接合部分にフラックスを裏表塗り、まずはバーナーで温めフラックスを落ち着かせたあと2mm角に切った3分ロウを接合部分へ置き、全体に火をあててロウを流す。綺麗に流れたら、酸洗い。酸へ入れ沸騰したら水洗い。ロー付け
  8. ヤスリがけ:上下を平らになるようにヤスリがけ。できたら次に表面を平らにヤスリがけ。ヤスリがけ
  9. 磨き棒
  10. バフ

いや〜。ヤスリがけまでで時間がきてしまいました。

前から苦手なのは感じていましたが、ヤスリがけや糸鋸を使うときにどうも曲がってしまい、時間がかかりました。

いつまで削ってもまっすぐにならない。

どうやら、糸鋸やヤスリをまっすぐに保てないのが原因でした。

基本フォームを何度も教えてもらい、道具の持ち方、腕の動かし方を体に覚えさせます。

糸鋸の刃の方向が、今まで習っていたこととは逆に取り付ける方法になったなど、やり方も違うので頭と体をしっかりと使う習い事となりました。

超基礎なのに、学ぶこと盛りだくさんでした。

家に帰って、彫金の本を見直そうと出してきたら、意外とたくさん本を持っていました。

すっかり忘れていましたが、試してみたい製法や作りたいものがあったので、少しずつ実現していきたいです。

彫金の本