何年も前、豊田市美術館の展示で見ておもしろかった「フジイフランソワ」
愛知県一宮市の一宮市三岸節子記念美術館で企画展を開催中と知り、行ってきました。
「企画展 フジイフランソワ展 はなから さらさら きにならぬ」
初めて、一宮三岸節子記念美術館へきました。
地元出身の洋画家 三岸節子の生家跡地に建てられた美術館。
夫の三岸好太郎の作品とともに、愛知県美術館で見たことがあります。
今日はフジイフランソワを目当てに。
日本の伝統文化をこよなく愛する名古屋在住の日本画家、フジイフランソワ。
江戸時代の伊藤若冲や円山応挙などの絵師の画風に、可愛らしさやユーモア、ことば遊びも含んでいて、楽しいんですよね。
日本画材に加えて、エンジンオイルとかルイボスティーとか使っているのも、どこに使っているんだろうかと想像しながら見て、おもしろい。
植物に動物、道具に和菓子、八百万の神や精霊も混ぜこぜ。
果実や和菓子の中に動物がいたり。
この展示は見ていて楽しいねぇって話してるおばあちゃんもいました。
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今回一番気に入ったのは、「極楽温泉郷」
動物も骸骨も、手ぬぐいを頭にのせたり、体を隠してます。
人間らしさについて、ハッとさせられました。
他にも、神話の神の名前がタイトルの鹿の絵が印象的でした。
可愛らしいのだけど、ツノから出てるものがすごくて。
でも、顔は「はなから さらさら きにならぬ」で。
ちょうどオーディオブックで古事記を聞いていたので、ヤマサチヒコにくぎ付けになりました。
今回の展示は、和菓子を題材にした絵があり、地元の和菓子屋さんが数量限定で作って、喫茶コーナーで提供されていました。
もう売り切れてましたが、多分「ベロりんとん」だと思います。
またどこかで、フジイフランソワ展を見つけて行きたいです。
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